世界一周をしてみたい!そう思い立っても、まず何をどうすればいいか分からない人が多く見られます。どのくらいの期間、どのくらいのお金、持ち物、パスポートの準備…etc 考えることがたくさんあって何から手をつければ良いか困りますよね。
– この記事で分かること –
✔️世界一周の準備でやるべきこと
✔️自身の世界一周の全体像が見えてくる
海外に家族で旅行したことがある人や友達と海外に遊びに行ったことがある人は少なくないですが、世界一周となるとやるべき準備が異なってきます。
そこで今回は、ピースボートや世界一周航空券を使わずに、ひとり旅で世界一周をしてみたい方に向けて、準備段階でやるべきことの手順を紹介していきます。
スタート直前に準備するとドタバタしてしまうので、出発予定日から2,3週間前を目安に準備を始めると丁度よく間に合う設定です。
世界一周中にやりたいことをリストアップをする
一番初めのステップは、世界一周中にやりたいことを考える作業です。というのも、それによってその後考えるべきことがガラッと変わってくるからです。
例えば絶対にウユニ塩湖の鏡貼りを見たい、と考えているとすると、鏡貼りが見られるシーズンがある程度決まっているため、それまでのルートや時期、服装などの持ち物も変わっていきます。
世界のお祭りをたくさん経験したいと考えているのであれば、どのお祭りがその国のどの地域なのか、ルートはどうすべきか、とこれまた変わっていくのです。
このように、あなた自身が何か確実に行きたい場所や体験したいことがあるのならば、それに合わせた計画を練る必要があります。なので最初は、
・生で見てみたい景色:ピラミッドとスフィンクスを見たい!
・本場の料理を堪能したい:本場のフィッシュ&チップス食べてみたい!
という風に、やりたいことや行きたい場所をメモや紙に書き込んで「やりたいことリスト」を作ってみてください!
ざっくりとでいいからルートを決めてみる
次のステップは、ある程度のルートを可視化する作業です。世界一周は基本的にアメリカからスタートする東回りと、道南アジアからスタートする西回りがあります。それぞれ下の表で特徴をまとめました。
東回り (=アメリカスタート) | ・旅経験者向け ・英語ができれば非常に楽しい ・文化生活が全く異なり驚きが多い ・ダイナミックで新鮮な体験ができる | ・高物価スタート ・終盤旅慣れ感が出る |
西回り (=東南アジアスタート) | ・旅初心者向け ・英語ができなくても非常に楽しい ・気候が暖かく過ごしやすいので楽 ・他国が近いので周遊しやすい | ・安物価スタート ・終盤も旅を実感する |
自分がどっちが向いているか、というよりもどっちの方がワクワクするか、その判断基準で選んでみてください。どちらでも必ず楽しいですが、海外への不安や心配要素があるのならば西ルートをオススメします。
また、先ほどの「やりたいことリスト」の中から順位を付け、ある程度やりたいことの時期が限定的であればそちらを優先する周りを選ぶ、ということもできます。
・スタートする時期
・行きたい所にいついなければならないのか
を念頭に考え、地図を広げて確認してみると、ある程度のスタートとゴールが見えてきます。
しかし、ここで大切な事として覚えておいて欲しいのが「旅中にルートは変わっていく」ということです。最初にガチガチに予定を立ててその通りに行動しようとしていた方を見ますが、大抵途中で後悔しています。
なのでここの段階で重要なのは、何月にはあの国に到着して、、、といったような細かな日程を決めることではなく、ざっくりといきたい場所をチョイスしていくということです。
旅中は様々な情報を入手したり行きたい場所ややりたいことがどんどんアップデートされていくので、元の計画からずれていくことが当たり前です。むしろそれが旅の醍醐味でもあるので、このざっくり考えるシステムを強くオススメします。
期間とお金はどのくらい?
期間に関しては自分がどのくらい時間を取れるのかによるので一概にはいえません。
モデルの一例として、私の世界一周の概要を紹介します。
期間 | 約10ヶ月 |
国数 | 約45か国 |
金額 | 約180万円 |
ルート | 東回り 日本→アメリカ→南米→アフリカ→中米→ヨーロッパ→ |
地図を見ればわかると思うのですが、大分変則的なルートになっています笑
私は大陸を行ったり来たりしたため飛行機代が高くついてしまったのでこのくらいの金額になってしまったのですが、もう少し移動を改善すれば2.30万円くらい節約できたと思います。目安として、
・6ヶ月/100万円
もあればだいぶ余裕を持った旅ができると思ってください。
海外の方だと基本的に一年以上かけて旅に出ている、という人が多いですが、日本人では2.3ヶ月、半年〜1年以上とバラバラな印象です。
とはいえ、他人の期間を気にせず、時間とお金が許す限り長く行くことをオススメします。最悪、日本に帰ろうと思えばいつでも帰れます。実際途中で一時帰国し、再度旅に戻るという人もいます。
長期で海外にいられるという経験はそうそうあることではないので、できるだけ長いほど貴重な情報や体験が待っています。
また、日本から遠い国ほど、再度行こうとすると単発でのお金が非常にかかりますが、世界一周中であれば移動費が格段に抑えることができるので、まとめ買いのような感覚で行ってみてください。
持ち物を揃える
あらかた旅の予定が組めてきたら、次は持ち物を準備する段階へと移ります。必要な物は他ページで詳しく紹介しているので、下のリンクへ飛んでみてください。
持ち物を考えるフェーズで重要なのは、下記の2択です。どちらもメリットがあるので、自分がどちらのスタイルで旅するかイメージを膨らませてみましょう。
OR
・バックパック
また、持ち物で最重要なのは当然ながらパスポートです。特に、すでに持っている人でも有効期限の確認を必ずしておいてください。国によっては、期限が半年以上余裕がなければ入国拒否をされる場合があるからです。
持ち物を揃える際は、自身の決めたルート上の国や必ず行きたい国に照らし合わせて気温やシーズンをざっくりと調べておくことも大切です。
場合によっては防寒具が必要なかったり、雨季が外れているのなら雨ガッパはいらない、といった荷物の軽量化を図ることができます。
最初の航空券を購入する
荷物を揃えると、いよいよ最終段階の航空券購入を行います。大半の方はできるだけ安く抑えたいと考えいていると思いますので、「できるだけ安い飛行機」はマストになります。
スマホ時代の現代ではインターネットで簡単に予約ができます。多くの旅人が勧めているスカイスキャナーでは、日によって航空券の価格が変動するので出発予定日から余裕がある場合は2、3日様子を見て購入するのも一つの手です。
世界一周のコストにおいて、最も料金がかかるのは国の移動費=飛行機代です。大陸間の移動など、大体どのくらいかかるのかと言った目安の理解にもつながるので色々探してみてください。
まとめ
改めて、旅の出発までにやるべきことをまとめると以下のようなものが見えてきます。
– ポイント –
1. 旅の目的
→行きたい場所、やりたいことを考える
2. ざっくりとしたルート
→目的を拠点ポイントにし、おおよそのルートを描く
3. 持ち物を揃える
→シーズンなどを調べて必要な物の取捨選択をする
4. 航空券の購入
→スカイスキャナーで検索し、最初の渡航先チケットを探す
この手順で準備していくと、自分の旅が「やってみたい!」というステージから段々と進んでいき、より明確なイメージを持って世界一周への出発が掴めていきます。
明確になるにつれ不安や緊張感が増えたりもするのですが、最初の一歩を踏み出すとそこから先は楽しさが強くなっていくので、多少面倒くさいことでも色々なリサーチをかけて行動してください!